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2012年4月23日 (月)

核廃絶を願った明治の俳画家「奥田雀草」

今月1日に圓堂南店として開店致しました、別館「門久」のお座敷に飾って居ります掛け軸「奥田雀草(おくだじゃくそう)若燕」でございます。

「若巣燕 ふと情熱の もえ立つ あり」

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俳画家・奥田雀草を、誰もが「雀草さん」と呼び親しんでいました。
ひげを蓄えた口元とメガネ越しの目は、いつも柔和に微笑んでいたそうです。
人を見る時、ひょいとメガネを額の上に引き上げ、顔を近づけるようにして、「お元気でしたか?」と確かめる。
そんな親しみ深さとともに、小柄で飄々とした風貌にピッタリの俳画の数々は多くの人びとに愛されました。

戦前から秋田雨雀など、文化人との親交が厚かった雀草さんの何よりの功績は、32歳で出身地・兵庫県に須磨俳句学校を創設。
戦後、俳誌「高原」を主宰し、形式主義に陥りがちだった俳句を現代語表現で再生することに努力し、俳句を誰にも馴染みやすいものにしたことです。

微笑ましく思わず笑いに誘われるものもあります。
こんな雀草さんの独特の作風を、日本画家の小野竹喬さんは「長い俳句道の蓄積が俳画にもおのずとにじみ出て、人を微笑ましくするものがある」と評しました。

雀草さんは、また、平和を強く愛しました。
核廃絶を願って毎年ひらいている「原爆忌全国俳句大会」は、発起人の一人です。
平和を愛する句は、親しみやすさの中にも力強さがみなぎり、俳句を通してあらゆる不正義に挑戦しつづけた生き方が偉いと思います。

京都祇園「天ぷら八坂圓堂」
京都市東山区小松町566
075-551-1488
www.gion-endo.com
www.facebook.com/gion.endo

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