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2012年2月26日 (日)

圓堂のしつらえ「神坂雪佳」

お客様に寛いで天ぷらが楽しめるとご好評を頂いている圓堂別棟「はなれ」に飾って居ります木版画「神坂雪佳(かみさかせっか)里桜」でございます。

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京都に生まれの光悦光琳派の画家なのですが、何といっても神坂雪佳が興味深いのは、36歳の若さでヨーロッパを巡り、
このとき改めて欧州における日本の装飾芸術の大きさを知り、改めて光琳派をはじめとする日本のデザインの優れた伝統に目覚めたところです。
まさに京琳派のルネサンスではないでしょうか。
ですから雪佳の版本作品は、“雪佳スタイル”と云われ、日本の伝統的な図様やモチーフを元にしながらも、
彼独特な朗らかで明快でユニークな雪佳の作品は、近代琳派としての評価を受けるとともに国内外を問わず多くの人々に親しまれています。
私は常々、「京都人」というのは伝統を守りつつ、そこに新しいモノやコトを取入れたりする抜群のセンスといったようなものを感じるのですが、
神坂雪佳はそういった意を持つ先駆者ではなかったのでしょうか…。

◆神坂雪佳(かみさかせっか1866-1942)

京都生まれの琳派の継承&近代デザインの先駆者。本名:吉隆(よしたか)
四条派の鈴木瑞彦に師事するが、のちに岸光景に入門する。光悦光琳派の画家であり、絵画や図案制作で受賞を重ね実績を積む。
36歳でグラスゴー万国博覧会視察のために渡欧し、欧州各国の工芸図案を調査する。
帰国後、佳美会を設立し京都の工芸家と図案研究を始める。また光悦会発足の発起人となり琳派・光悦の功績の顕彰活動に力を尽くした。

京都祇園「天ぷら八坂圓堂」
京都市東山区小松町566
075-551-1488
www.gion-endo.com
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2012年2月25日 (土)

「琵琶湖の本もろこ」

琵琶湖で生まれ手間暇かけて育てられた「琵琶湖の姫君、本もろこ」

「春のもろこ」はしっかり頑丈な皮に覆われながら、その身は驚くほど柔らかく、ほろほろと口の中でほどけ、さっぱりしていて微かな苦みがほんのり大人の味がする、全体的にとても上品な味わい…。

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まさに「琵琶湖の姫君」の名がぴったりの湖産本もろこ。

「本もろこ」とは、そもそもコイ科に属する琵琶湖特産の淡水魚ですが、鯉や鮒など淡水魚に付きものの臭みやねっちり感が全くないのが八坂圓堂の川魚の天ぷらネタに選んだ理由です。

しかしながら、近年湖岸の埋め立てで葦原が減少し、絶好の産卵場所が失われたことや、ブラックバスによって稚魚を大量に食べられたりしてきたことで、子持ちの形のいいモロコが中々獲れません。

昔から京都の料理人は、お隣り琵琶湖の水を敬い、湖産の川魚を尊びながら、上手に京料理に取り込んできたと思います。だからこのような状況はたいへん残念なことです。

けれども養殖技術が進み、琵琶湖で前年の春に子持ちもろこから卵を採取し、稚魚を経て、次の1月から2月かけて10cm前後の成魚に育てることができるようになりました。そして3月、春が訪れる頃、再び立派な子持ちもろこになるのです。

京都の懐石料理屋では「子持ちに川物」ということで、縁起物としておせちや正月献立に取り入れられます。「天ぷら八坂圓堂」ではさらにじっくりと入荷をずらし、女性のように丸みを帯びた優しい魚形の「子持ちもろこ」として提供しております。

潤いの源、琵琶湖で生まれ、手間暇かけて育てられた「琵琶湖の姫君、本もろこ」。その優美な形と、まろやかで深みのある風味を、是非とも「天ぷら八坂圓堂」名代の京風天ぷらでお楽しみください。

京都市東山区八坂通東大路西入る小松町566

京都祇園「天ぷら八坂圓堂」

075-551-1488

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2012年2月24日 (金)

平家の栄華に思いをはせる「六波羅界隈の町名」

NHK大河ドラマ「平清盛」にちなんで、清盛ゆかりの寺社の筆頭格「六波羅蜜寺」界隈の町名の由来を辿りました。

平安時代後期、平家の拠点となっていた六波羅周辺にはおよそ500軒もの豪勢な屋敷が立ち並んでいたとされています。

中でも空也上人によって開創された「六波羅蜜寺」は平清盛の父忠盛が寺内に軍勢を止めて以来、清盛・嫡男重盛・弟頼盛と代を重ねて平家一門の邸宅が栄えました。

今でも六波羅近隣には小松谷の重盛邸に由来する「小松町」、頼盛邸の大きな池に由来する「池殿町」など、平家の栄華は800年の時を越えて身近な町名として現在に伝わっています。

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その小松町に在る八坂圓堂も、そのような歴史ある町名の中に存在させていただく事に感謝し、恵まれた町並みをこれからも護っていかなければならないと考えて居ります。

京都祇園「天ぷら八坂圓堂」
京都市東山区小松町566
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2012年2月23日 (木)

圓堂のしつらえ「桃の節句」

「桃の節句」にお客様をお迎えする準備をしてます。

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2012年2月22日 (水)

一足はやく早春の香りを。

一足はやく早春の香りをお楽しみください。

早春の味、「蕗の唐」からはじまり、3月には「タラの芽やこごみ」、「こしあぶらや蕨」などなど・・・。春の香りを「八坂圓堂」名代のあっさり京風天ぷらでお楽しみ下さい。

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京都市東山区八坂通東大路西入ル小松町566

京都祇園「天ぷら八坂圓堂」

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2012年2月 1日 (水)

「京都の竹の子のお話」

季節のを衣に着せて… 竹の子のお話

京都祇園「天ぷら八坂圓堂」では春の天ぷらの一つに竹の子が人気です。天ぷら八坂圓堂で使用する竹の子は1月~2月位は輸入で対応、2月~3月位は鹿児島や徳島県産、そして3月中旬からはいよいよ京都塚原産の筍を使用して参ります。Dsc003011

京都における筍の産地は山城や洛西、亀岡や福知山などで其々個々の特徴を有しております。そんな中でも洛西塚原産の筍は、80年程前から竹の子の生産が盛んに行われてきており、温泉も出る洛西は火山帯の上質な酸性粘土層の土壌です。この土は粘土質純度が高い事から空気が入らず適度な水分が保たれ、保湿性が高く少し白い竹の子になります。そのためアクが少なく、採れたては刺身としても食べることができる程です。ですから京都祇園「天ぷら八坂圓堂」でも地元産の筍を使用する時期はあえてアク抜きはできるだけしないか、しても最小限に留めておきます。

竹かんむりにに旬と書いて、「筍」はまさに京都の春を代表する旬の味です。是非とも京都祇園「天ぷら八坂圓堂」の「筍の天ぷら」をお楽しみください。甘み、柔らかさ、歯ざわりが格別です。

京都市東山区八坂通東大路西入ル小松町566

京都祇園「天ぷら八坂圓堂」

075-551-1488

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