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2011年8月 1日 (月)

五山送り火

 8月16日の京都の夜は五山の送り火が行われ、盂蘭盆の迎え鐘を撞いて、家に迎えた先祖の魂を再び冥界へと迷わず戻っていけるように送ってあげます。
 
 送り火には、如意ヶ嶽の支峰大文字山の「大文字」、松ヶ崎西山・東山の「妙・法」、西加茂川にある妙見山の「船形」、金閣寺の北方にある大北山の「左大文字」、そして最後に、嵯峨鳥居本の曼荼羅山の「鳥居形」の五山です。送り火の起源についてはよく分かっておらず、五山それぞれの歴史などによって諸説がありまして、そのために送り火にはより一層幻想的な美しさを持ち合わせているのではないでしょうか。

 今では、祇園祭と並ぶほどの有名な夏の風物詩となっていますこの送り火ですが、京都の人々にとっては、あくまでもお盆の翌日の宗教的な行事なのです。「五山送り火」には山焼きとは違い、精霊を送り、無病息災を願うという本質があるために、京都の人は決してこれを大文字焼きとは呼ばないのです。

 五山の送り火は、各山麗の町の人々が保存会を作られており、その活動は2月の赤松の選定から始まり11月の松割木の倉庫移動まで続きます。そしてさらに、京都五山送り火山連合会が結成され、五山それぞれの送り火は、京都市無形民俗文化財に登録されているのです。この、数百年といわれる送り火の歴史は、民間の人々の手によって守られ、受け継がれてきたのです。その熱意と努力の素晴らしさもこの送り火に込められていると考えると感慨深いものがあります。

 ほかの山と異なり、年間約15万人もの登山者がある大文字山ですが、送り火の日だけは、一般客の立ち入りを禁止しています。銀閣寺門前では、この日までに送り火の点火に使われる護摩木と火床に組んで燃やす松割木の受付が行われており、その護摩木は妙法山以外でも受け付けられ、誰でも奉納することができます。

 この夏、五山の送り火は地元京都の人たちだけでなく、多くの人々が訪れ、五山送り火のゆらめく炎を見ながら京都の夏を感じるために、おこしになられるのも良いものではないかと思います。

京都市東山区八坂通東大路西入ル小松町566
京都祇園「天ぷら八坂圓堂」
075-551-1488

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